【業務用エアコン入替工事】港区ビルにて天井カセット形エアコンの更新と厨房排気ファンの交換を実施

港区ビル 業務用エアコン入替工事|天井カセット形エアコンの設置が完了した状態
天井カセット形エアコンの入替が完了した状態。化粧パネルまで取り付け、店舗内の意匠になじむよう納めている。

港区にあるビルの飲食テナント様にて、天井カセット形業務用エアコンの入替工事、および厨房(焼き台)排気用シロッコファンの交換工事を実施いたしました。

飲食店の厨房まわりは、油煙・熱・湿気にさらされる過酷な環境です。同じ設備でも一般的なオフィスより劣化が早く進むため、「まだ動いているから大丈夫」と判断していると、繁忙期や真夏に突然止まってしまうことも少なくありません。今回は既存機の経年劣化が進んでいたことから、故障による営業への影響を未然に防ぐ「予防保全」として更新をご提案し、施工させていただきました。

■ 今回の作業内容

  • 既存の天井カセット形エアコン(室内機・室外機)の撤去・搬出
  • 新規業務用エアコンの据え付け、冷媒配管・ドレン配管・電源配線の接続
  • 真空引きおよび試運転による運転状態の確認
  • 厨房(焼き台)排気用シロッコファンの交換およびダクト接続
  • 施工後の風速測定による排気風量の確認

■ 既存機の状態確認

港区ビル 業務用エアコン入替工事|撤去前の既存室内機のファンと熱交換器の汚れ
既存室内機のファンと熱交換器。長年の使用で全体に汚れが付着していた。
港区ビル 業務用エアコン入替工事|既存機の熱交換器アルミフィンに進行した腐食
既存機の熱交換器(アルミフィン)。腐食による錆が進行し、熱交換効率の低下が見られた。
港区ビル 業務用エアコン入替工事|既存機内部の冷媒配管まわりに発生した錆
既存機内部の冷媒配管まわり。銅管の曲げ部やフィンの端部にも錆が発生していた。
港区ビル 業務用エアコン入替工事|油分を含んだホコリで目詰まりした熱交換器フィン
熱交換器フィンの拡大。油分を含んだホコリが目詰まりし、風量低下の原因となっていた。

熱交換器のアルミフィンには腐食による錆が広がり、フィンの隙間は油分を含んだホコリで目詰まりしていました。この状態では空気がフィンの間を通り抜けにくく、設定温度を下げても本来の能力が出ません。結果として運転時間が長くなり、電気代だけがかさんでしまいます。

■ 既存機の撤去

港区ビル 業務用エアコン入替工事|化粧パネルと電装部を取り外した既存室内機
化粧パネルと電装部を取り外した既存室内機。配線を1本ずつ確認しながら取り外していく。
港区ビル 業務用エアコン入替工事|取り外した化粧パネルの洗浄と状態確認
取り外した化粧パネル。経年による変色が進んでおり、洗浄しながら状態を確認している。
港区ビル 業務用エアコン入替工事|搬出した既存の天井カセット形室内機
搬出した既存の天井カセット形室内機。内部の汚れの蓄積状況がよく分かる。
港区ビル 業務用エアコン入替工事|既存機撤去後の天井内部と残置した配管・配線
既存機を撤去した直後の天井内部。冷媒配管・ドレン配管と電源配線を残し、新設機の受け入れ準備を行う。

天井カセット形は、化粧パネルと電装部を外し、冷媒配管・ドレン配管・電源配線を切り離してから本体を吊り下ろします。天井内は他設備の配管や配線が入り組んでいるため、既存の吊りボルトの位置や配管ルートを1つずつ確認しながら慎重に進めました。

■ 新規エアコンの据え付け

港区ビル 業務用エアコン入替工事|新しい天井カセット形室内機の吊り込み作業
新しい室内機の吊り込み作業。天井開口部との位置を確認しながら、水平を出して固定していく。

新しい室内機は水平を確認しながら固定します。ドレン配管は所定の勾配を確保し、結露水がスムーズに流れるよう納めました。ここで勾配が不足していると、後々の水漏れの原因になります。

港区ビル 業務用エアコン入替工事|真空ポンプとマニホールドゲージによる真空引き作業
室外機側での真空引き作業。マニホールドゲージと真空ポンプを接続し、配管内の空気と水分を確実に除去する。

冷媒配管の接続後は、真空ポンプで配管内の空気と水分を抜き取る「真空引き」を行います。この工程を省略したり時間を切り詰めたりすると、冷媒サイクル内に残った水分が能力低下や故障の原因となるため、規定の時間をかけて確実に実施します。仕上がりの見た目には表れませんが、エアコンの寿命を大きく左右する重要な工程です。

港区ビル 業務用エアコン入替工事|据え付けが完了した新しい室外機
据え付けが完了した室外機。既存の架台上に設置し、配管接続と保温処理まで仕上げた。

その後、圧力が保持されていることを確認したうえで冷媒を開放し、試運転にて冷房・暖房それぞれの運転状態と、ドレン排水が正常に流れることをチェックしました。

■ 厨房排気ファン(シロッコファン)の交換

港区ビル 厨房排気ファン交換工事|搬入した新しいストレートシロッコファン本体
搬入した新しいストレートシロッコファン本体。寸法と付属品を確認してから吊り込みに移る。
港区ビル 厨房排気ファン交換工事|焼き台排気ファン専用のモータ保護兼用ブレーカ
焼き台排気ファン専用のモータ保護兼用サーキットブレーカ。容量を確認したうえで電源を落とし、安全を確保してから作業に入る。
港区ビル 厨房排気ファン交換工事|天井内に吊り込んだ新しいシロッコファン
天井内に吊り込んだ新しいシロッコファン。吊りボルトで確実に固定し、電源配線を接続する。
港区ビル 厨房排気ファン交換工事|既存ダクトとの接続部の納まり
ダクトとの接続部。既存ダクトとの取り合いを調整しながら、漏れが出ないよう納めた。

あわせて、焼き台の排気に使用しているシロッコファンも交換しました。作業にあたっては専用のブレーカーを特定して電源を落とし、安全を確保したうえで、天井内に新しいファンを吊り込み、既存ダクトと接続しています。

■ 施工後の風量確認

港区ビル 厨房排気ファン交換工事|風速計による排気側の風速測定
施工後の風量確認。排気側で1.9m/sの風速を計測した。
港区ビル 厨房排気ファン交換工事|焼き台フード直下での風速測定
焼き台フード直下での計測。3.5m/sの風速を確認し、必要な排気が確保できていることを確かめた。

交換後は風速計を用いて、実際にどれだけの空気が流れているかを測定します。「動いている」ことと「必要な排気量が出ている」ことは別物であり、数値で確認しておくことで、次回の点検時に劣化の進行を比較できるようになります。厨房の排気は、快適性だけでなく防火・衛生の面でも欠かせない設備です。

■ 設備のことは、まとめてご相談ください

当社では、業務用エアコンの入替から厨房排気設備の更新、電気工事、給排水設備の保守点検まで、ワンストップで承っております。設備ごとに別々の業者へ依頼する必要がなく、現場全体を把握したうえで工程を組めるため、店舗の営業への影響を最小限に抑えることができます。

「エアコンの効きが以前より悪い気がする」「厨房の煙や熱がこもる」「そろそろ設備の更新時期かもしれない」といったお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。現地調査・お見積りは無料です。東京都全域および埼玉・千葉・神奈川の一部エリアに対応しております。

投稿者プロフィール

拓実永吉